こんにちは!
キャリアアドバイザーの大西です。
今回は企業様を訪問した際、よくご質問をいただく
「外国籍の方を採用するとき、何を準備したら良いのか」
について書こうと思います。
近年、外国籍の方を採用されている企業様も増えてきている中、
採用を、検討し始めた企業様も増えてきています。
そこで、企業様が一番最初にあたる壁。
「受け入れるために何をしたら良いのか?」
それはそうですよね。。。
何か新しいことを始めるとなると、何から始めていいのか分からないことが普通です。
でも、実は簡単な事なんです!
簡単?いや難しいでしょ。と思った方もいらっしゃると思いますが、
私は大真面目です!
弊社も外国籍の方を採用しています。そのスタッフたちに悩みや不安なことを聞くと、
「日本人の本音と建前が分からない」と口を揃えて言われます。
本音と建前?あまりピンときませんよね・・・
でも実は、私たち日本人は意識せず普段の生活で自然に出てしまっていることなんです。
飲み会や遊びに誘われた時、
あまり行きたくないのに行くと言ったことはありませんか?
あまり話は合わないけどよく話しかけてくる同僚や友人に対して合わせて
ニコニコ話していることはありませんか?
何かを断る時、もう答えは決まっているのに考えてみますと言ったことはありませんか?
日本では本音より建前が先に来る傾向があります。
それは、「相手を傷つけないため」が大前提にあるからだと思いますし、
決して悪い文化だとは私は思いません。
しかし、外国籍の方にはどうでしょう。
日本人が話す言葉は全て本音だと思って聞いています。
だから、本音と建前があると知った時
本当はどっちなんだ?と不安を感じるんですよ。。。
えっ!?そうなの?と思うかもしれませんが、本当です。。。
皆様が部下や同僚の方にお仕事をお願いするときに、
「今時間ある?この書類仕上げといてくれない?」
と言ったことありませんか?
日本人だと、「承知しました!お任せください」
となるかと思います。
それは
「今時間ある?この書類仕上げといて」
の言葉の裏に「少しでも時間があれば手伝って欲しい」
という気持ちが込められていることを自然に感じ取ってるからです。
しかし、これは外国籍の方にすればすごく難しいことなんです。。
今仕事をしている外国籍の方に時間がある?と聞けば
「まだ仕事が残ってるから今は時間がない」となるんです。
ではどうすれば伝わるのか。
それは【主語と述語を使用して的確に指示をする】だけです。
【的確に指示】とお伝えはしましたが、
具体的には、
「今している仕事が終わったら、今日の●時までに書類作成をしてください。」
と日時をしっかり伝えることでコミュニケーションエラーがなくなり、
スムーズに仕事が出来ます。
そうすることで、自然にお互いの信頼関係も構築でき、
プラス【今、お願いしても大丈夫?】なんて付け加えれれば最高です!
これは「相手を思いやる」心の表れもありますし、
日本人同士でも使用することをお勧めします!
また、この的確に指示を出すことは、
外国籍の方のみに限らず、日本人の新入社員の教育にも役立つものになると思います。
いかがでしょうか?
外国籍の採用をご検討してる企業様のお役に立ち、
また、新入社員教育のご参考になれば幸いです。
以上、大西でした。